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ゲームの規則

2010/12/02 Thu 15:59



【ゲームの規則】

1939年/フランス

監督 : ジャン・ルノワール
出演 : マルセル・ダリオ  ジャン・ルノワール  ノラ・グレゴール   ローラン・トゥータン
衣装 : ココ・シャネル

【人妻クリスティーヌを愛する飛行士アンドレ。愛人との関係を続けているラ・シェネイ侯爵。共通の友人オクターヴたち。別荘で催す狩猟に彼らが集い、密猟監視人シェマシェールと小間使いリゼット、密猟人マルソーも加わり、思わぬ悲劇に突き進む。】


DVDが500円で売っているなんて信じられない。@新文芸座
冒頭で「娯楽作品であり当時の風習を考証したものではない」と殊更表記しているから余計に強調されて、自ずとそんな眼で観てしまう。
何してるんだかと可笑しくなってしまうところに貴族階級の衰えが見え隠れする。
ミュンヘン協定と第二次世界大戦勃発の間に撮影されたものとの事。
通俗的な上流階級や召使たちの恋愛模様を中心とした群像悲喜劇。
後半、各々の思惑の交錯を表しているかのように、広い別荘の中を存分に活かして、それぞれが大きな身振り手振りで動き回り喋りまくり、時に追いかけっこしながら、フレームの中を連続して行き交う。
中心が次から次へと入れ替わる様子がテンポ良く、観ていてとても気持ちがよい。それぞれの動きが絶妙なタイミングで繋がっていくのが面白くて夢中になる。
勿論、コミカルなスラップスティックというだけではない。
生々しい狩猟シーンと喜び勇んでコートを片手に走っていく姿が重なり、「兎のように」死んで何事も無かったかのように収束されてしまう。ゲームとして楽しめなかった庶民の悲しさなのか。

ラ・シェネイ侯爵のオルゴール人形はからくり人形にお茶を運ばせて、客人をもてなしたりしていた日本の上流階級みたい。 からくり記念館面白かったな。ゲームに振り回される人々=からくり人形?

「恐ろしいのはすべての人間の言い分が正しいということだ」 ですよね・・・。

追伸 : ラ・シェネイ侯爵が『大いなる幻影』に出てくるユダヤ人の脱走捕虜とは!という事は成り上がり貴族。次に鑑賞する時は彼のゲームっぷりに注目して観なきゃ。

Trailer




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外国映画 か行 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
お邪魔します
うーん
良いブログですね。

ハンティングの、なんというか
ストイックな撮り方は驚異的でした。
いまだに生き続けている映画
というだけでなく
500円で手に入るというのも驚異的です!
ちゃぶまる さん
読んで頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます!

すごく写実的で真に迫る狩猟場面は心に残りますよね。
衝撃的です。あのシーンだけで一気に死のイメージが頭に焼きつきます・・・
そしてDVDがまさかのワンコイン!
言葉をお借りすると、本当にずーっと”生き続けている映画”に出会えるのは
幸せなことだなと思います。


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