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ニンゲン合格

2010/07/05 Mon 10:38



【ニンゲン合格】

1998年/日本

監督・脚本: 黒沢清
出演 : 西島秀俊、 役所広司、 菅田俊、 りりィ、 麻生久美子、哀川翔、 洞口依子、 大杉漣


【14歳で事故に遭い、10年間昏睡状態だった吉井豊。ある日、目覚めると家族は崩壊していた。彼の元に現れたのは父親の友人・藤森と事故の加害者だけだった。】


内面は14歳のままでいる少年の現実感の無さ。心ここにあらず、というような飄々とした豊の話し方が独特の浮遊感を助長。淡々としているようだけれど、いつか壊れてしまうのではないかという、異様な緊迫感を常に持ち合わせている。
10年間でそれぞれ別の生き方を歩んで、疎らになった家族。家族再生、ポニー牧場繁盛では終わらせない。家族とは絶対的な存在であるはずなのに希薄であったりもする。けれど完全に断ち切れるものではなく、どこかしらは繋がっている。ただあるもの。現代的な家族の捉え方なのかも知れない。
離婚、不法投棄、新興宗教、加害者側からの逆恨み。病院、かつて住んでいた家、トラック、街並み、背景全てが何とも空虚でまるで静止しているかのような無機質な印象であるのも含め、寓話のようなのに胸騒ぎするほど現実的。
「そろそろ目、覚まさないと」と言わせたのが事故の加害者であるというのもすごく皮肉。ようやく豊は現実を認識したのかな。
ふっと笑わせる場面が多々あり、妙に可笑しい。枝雀さんの「緊張の緩和理論」みたい。
「ちゃんと存在した?」 昏睡状態になった事の無い私ですら思うときがある。

余談 : 哀川翔、チンピラとかゼブラーマンよりこういう役の方がすごく似合う気がする。「哀川」て苗字、何か哀愁漂っているみたいで、かっこいい!


Trailer
枝雀さん



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