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花と兵隊

2010/03/01 Mon 00:08



【花と兵隊】
公式サイト

2009年/日本

監督 : 松林要樹
出演 : 中野弥一郎 古山十郎 藤田松吉 伊波廣泰 花岡稔 坂井勇

【タイと旧ビルマの国境付近で敗戦を迎えた後、祖国に還らなかった6名の“未帰還兵”を描いたドキュメンタリー。なぜ彼らは日本に還らなかったのか・・・】


壮絶な体験は容易に想像出来るものではない。「言えない事がある」という言葉に物凄く沢山の話せない、話したくない惨状を浮かび上がらす。インパール戦線に従事していた方もいた。
必死に生きた。生きる為には何でもしなければならなかったのだろう。多くは語らないからこそ観ている方は色々考えさせられる。
一生の伴侶となる人に出会え、家族に囲まれ、今では穏やかに幸せに暮らしているように見える人の心の中にも常に、戦時中の体験が暗く影を落とす。
自責の念に苦しめられたりもする。800体もの遺骨を一人で集め、慰霊碑を建てる気持ちとは。
ただ救いがあるのは、給水ポンプの開発、車の修理、医療従事、中国語を生かし、華僑として暮らす等それぞれ自らの技術を持って地域社会に溶け込み、何より「花」と出会えた事。
故郷というものは、根差している場所の事なのだと思った。
異国に残るという決断をしたのではなく、生活を続けていく内に、最終的に「帰らない」という事になったのかな。奥さんの明るさにぐっときた。素敵な奥さん達やなぁ。

戦争について、変に押し付けがましくなく、じっくり考えられるのはドキュメンタリーだからこそ。淡々と語られる姿が全て。戦争映画は英雄的な要素が強いものが多かったり、美化したものがあったり、よくわからなくさせ、懸念を抱いてしまうので・・・ 



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