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【あの夏の子供たち 原題 : Le Père de mes enfants】
公式サイト

2009年/フランス

監督・脚本 : ミア・ハンセン=ラブ
出演 : キアラ・カゼッリ、ルイ=ドー・ド・ランクザン、アリス・ド・ランクザン、アリス・ゴーティエ

カンヌ国際映画祭2009 ≪ある視点部門≫審査員特別賞受賞

【映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば妻と3人の娘たち家族を愛する魅力にあふれ、周囲の信頼も厚かった父は、不況の波の中、自ら命を絶ってしまう。残されたのは、多額の借金と未完成の映画だけだった・・・。】


ミア・ハンセン=ラブ監督来日、トークショーあり。 @フランス映画祭
生ハンセンラブ目当てに観に行く。
父親、母親、娘たちと、視点が変わり、主人公がごく自然に変化していくことで、大切な人の死という暗くただ悲劇的な物語にならず、喪失からの再生(悲しみを乗り越える家族、成長する娘たち)というだけの話でもない、繋がっていく人生の一片を観た気持ちになる。
単純なセンチメンタリズムに陥らせないからこそ、余韻に浸ることが出来るのかも知れない。
家族への愛情と映画への愛情をとても優しく温かくみつめることが出来る。
"ケ・セラ・セラ "っていい曲だなぁと改めて思う。明るく前向きでもなく、ひねて後ろ向きでもない、流れに身を任せてというよりも全てを受け止めて。正に人生は諸行無常。決して軽やかではない。
バカンスを楽しんだ眩しい日差しの夏から、何だか物悲しくなるような少し寂しい、夏の終わりに向けての季節というのもまた心に残る。旅先であるトスカーナ地方の風景(ノスタルジアに出てきた場所の近くだそう)が美しく、幼い姉妹がとても愛らしい。服装も可愛すぎる。

余談 : ミア・ハンセン=ラブのパートナーはオリヴィエ・アサイヤス(前妻マギー・チャン)。昨年1児をもうけたそう。綺麗で聡明なママやなぁ。 
「人生は非常に多様である。だからこそ、励まされるんだ。」(エリック・ロメール)その境地にいきつきたいです。

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「Que Sera Sera」



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エコール

2010/04/16 Fri 11:41



【エコール 原題 : Innocence】

2004年/ベルギー・フランス

原作 : フランク・ヴェデキント
監督・脚本 : ルシール・アザリロヴィック
出演 : ゾエ・オークレール、ベランジェール・オーブルージュ、リア・ブライダロリ、マリオン・コティヤール

2004年 サンセバスチャン映画祭 新人監督賞受賞
2004年 ストックホルム国際映画祭 最優秀作品賞、最優秀撮影賞受賞

【森の奥深く、高い塀で外界と遮断された学校に6歳の少女イリスが棺の中に入れられ運ばれてきた。そこは6歳から12歳までの少女たちが暮らす謎めいた学校。異性の姿は無く、大人は年をとった召使いと2人の女性教師だけ。そんな環境の中、少女たちはダンスと生物の勉強に明け暮れる・・・。】


エンドロールを冒頭に持ってきて、微かな電車の音が水の中の音に変わり、小川へ。森の風景のショットが次々と変わり、不可解で幻想的な雰囲気を醸し出して、棺登場。
これから起きる事への期待と妙に感じる気味悪さを助長。惹きつけられる始まり。
鬱蒼とした森の眩しすぎない空。少女達の成長と四季の移ろい。そして闇への恐怖。
感受性の強い少女時代に抑圧され、閉塞感を感じるはず。 森の静けさに慣れ、外界に不安(大人になる事への怖れ?)を感じるようになるのか。「服従こそが幸福への道」の教え通り、従順になるのは無垢で無知故なのか。
深く何かを追求するようなものではなく、耽美的なおとぎ話といった風情。
美しさの対比としてもっと残酷さとか毒があるのかと勝手に思っていたけれど、抱くのは見えざるもの、まだ見ぬものへの懼れ。執拗な幼女の裸で無垢さを表しているのかしら。森の音が心地よい。
少し偏った大人の目線から見た少女の世界。

余談:ギャスパー・ノエとルシール・アザリロヴィックのカップルって・・・。すごいな。


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アメリカ,家族のいる風景

2010/03/05 Fri 00:12



【アメリカ,家族のいる風景】
公式サイト

2005年/ドイツ・アメリカ

監督 : ヴィム・ヴェンダース
脚本 : サム・シェパード
出演 : サム・シェパード ジェシカ・ラング ティム・ロス ガブリエル・マン サラ・ポーリー

【落ち目の西部劇スター、ハワードは、突然撮影現場を飛び出し、30年ぶりに音信不通の母の所へ向かう。そこで自分に子供がいるという事実を聞かされ、子供を探し出す為、モンタナ州ビートの町へと車を走らせる・・・】


「Don't Come Knocking」本当はノックしに来て欲しい人たち。
得てして情けない男に女性は弱い。生まれ持つ母性本能の故か。何故か憎めない。不器用な初老の男。
登場する女性は母親、元恋人、娘?なのだけれど、恨みつらみを言うでもない、温かな眼差し。息子の反発もまぁまぁ可愛いもの。
「外の世界はあまり好きではない・・・」というサターの言葉に自分を重ねてしまい、感情移入をそこにするかと我ながら思いつつ。
何だか清々しい気分で観終わった。眩しい程の青空。快晴。で両手を広げちゃうと言うより、曇ってんだか晴れてんだかよく分からんけど何か突き抜けるような空。気分が良い。
とても美しい映像を観るだけでもうっとり。最後のアメリカ。キレイにまとめたのでは。

余談 : 疎い私は、サム・シェパードとジェシカ・ラングが長年のパートナーという事を今更、知りました。ビックリ。後々、三木聡とふせえりが夫婦と知った時と同様に「へぇー。お似合い!」と思ったもんです。



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ある子供

2010/01/28 Thu 14:07



【ある子供】
公式サイト

2005年/ベルギー、フランス

監督 : ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演 : ジェレミー・レニエ デボラ・フランソワ ジェレミー・スガール  ファブリツィオ・ロンジョーネ オリヴィエ・グルメ

【盗みを働き、盗品を売ってその日暮らしをしている20歳のブリュノ。18歳の恋人ソニアがブリュノの子どもを出産する。子どもを見ても父親としての自覚どころか関心さえ示そうとしないブリュノ。そしてある時、カメラを売るようにわずかなお金で子どもを売ってしまう。】

第58回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞


最後に微かな光が見えかけた所にほんの少しの救いがある。親としての意識と責任を持つまでには、まだまだ時間がかかるだろうけれど。果たして持てるようになるのか?本質的な自分の過ちに気付いているのだろうか?など色々考えさせられる。
どのように人は大人になっていくのか?様々な感情を経験しなければ短絡的な考えしか出来なくなるのか。社会と向き合わずして成熟した大人になれないのか。究極のモラトリアム。多少私にも当てはまる。
出産という事を通して母性に目覚めた少女に対し、全くの無垢な子供のままでいる青年。
訓戒みたいなものを提示する事無く、丹念に主人公を客観的に見つめているので、全くの無邪気で悪気が無い、その場しのぎで無知なただただ子供なのだという事がじんわり伝わってきて、「何やねん。このアホ。」と簡単に冷たく切り捨てることが出来なくなる。
音楽が無いなので、音楽によって効果的に感傷的な気持ちにさせられるということが無い。その代わり、町の些細な音や人の息づかいまで聞こえてきて、緊張感が漂う。(カメラに写っていない所の音が物凄く印象的。容易にその状況を想像出来るようにし、心理的に追い込まれていくような錯覚に陥ったりもする。)
恋人や少年との関わりの中で、ようやく「ジミーは元気?」と言えるまでになったね。

ニュースで集団窃盗や集団暴行事件を目にする。グループの内訳がリーダー格の18~20歳が一人に後は皆、中学生。小学生の場合も。同世代とではなく、随分年下の子供達と行動を共にしているって・・・正にブリュノ?と思ってしまう。



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愛おしき隣人

2010/01/25 Mon 01:05




【愛おしき隣人】
公式サイト

2007年/スウェーデン・フランス・ドイツ・デンマーク・ノルウェー・日本合作

監督 : ロイ・アンダーソン
出演 : ジェシカ・ランバーグ エリザベート・ヘランダー ビヨルン・イングランド レイフ・ラーソン


【ロックスターとの結婚を夢見る少女。世界で一番ついてない夫婦。誰からも愛された事のない男。「誰も私を理解してくれない!」と泣き叫ぶ女。困窮した家計を静かに嘆く精神科医。北欧の町を舞台に、人々の日常をユーモラスに描く。】


名古屋シネマテーク近所に欲しい。
北欧の方独特の無表情なのに、実は感情豊かで激しい感じが可笑しさや哀愁を際立たせる。(真顔でオモロイ事言うような。緊張と緩和。)  とても居心地がよい、冴えない日常。
絶妙な色合いと音楽に白塗り具合が道化のようで、人々をより滑稽にさせ、不条理なお伽話の世界の中にいる気分にさせられる。
おじいさんが犬引きずる。テーブルクロス引きに失敗で電気椅子。床屋で逆モヒカン等々やるせないとぼけた小話連続の中、ベタで細かい、目前でエレベーター閉まる。自分が並んだ列だけ遅い。のような小さなネタも織り交ぜて。
お気に入りは、神様にお祈りして好き勝手言うおばさん。私も何かあった時に使いたい。言いたいことを散々言いまくって、「お赦しください。」と最後に付けてみよう。 暴言吐きまくって、いきなり歌い出すおばさんになりつつあるけれど。
バーの人は、早く帰ってほしいから「うち明日もあいてるし、また明日に来て!」と言っているように聞こえる。って明日もまた皆、曇った顔して飲みにくるんかいなと突っ込みたくなる。「明日がある」という言葉は前向きに取れる言葉。「おはようおかえり」とか「お気をつけて」「よいお年を」みたいな何の気なしに言っている言葉だろうけど。
人間が好きなんだろうなというのがとても伝わる映画。




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